これを見ればあなたも好きになる?ヴィジュアル系おもしろPVの世界
僕は三度の飯よりヴィジュアル系が好きです。
好きが高じて少しだけバンドもしてましたし、音源を集めるのが趣味ですし、知識面でもギャ男(笑)というよりはオタクのそれに近いと思います。
そんなV系オタクの僕が作業の合間によくYoutubeやらニコ動で動画を見てまして、あーこれ書いたら面白そうと思ったんですね。
というのもV系は視覚が重要視されるジャンルなので、PVが他ジャンルより奇抜である事が多いです。奇抜であるが故にどこか笑えるPVを今回はご紹介します。
面白いPVはメジャーなとこでいうとRYU様が水面からヌッと現れるところから始まるLUNA SEAのBELIEVEやTOSHI以外のメンバーが全員死ぬX(現X JAPAN)のWEEK END(PATAだけバーで酒飲んでて死ぬ)
中には予算の都合上しょぼかったり、ロケ地がそのへんの公園や川原だったりするPVがあるのもV系ならでは(ヴィドールのオカルトプロポーズ等)
これから紹介するPVですが、知ってる人はニヤリと笑ったり、こんなの出してちゃまだまだニワカ、もっと面白いのあるしとか言ってください。
知らない人は騙されたと思って見てくれ、真面目に面白いから。
実はネタ被ってないかGoogle先生に予め聞いてみたら、既にブログでやってらっしゃる方がいました…
ですが、僕の視点で書ける事もあるだろう、紹介されてないPVもあるしと思い、キーボードを叩いてる次第でございます。
それではまずはこの作品から
舞台はニューヨーク
冒頭から運転手がリムジンの後部座席のドアを開けると、車内に薔薇が散乱していたり謎の招待状が置かれてあったり(最初HAKUEIの生写真がポツンと置いてあるだけだと思ってました)、老婆が急に叫びながら現れたりと書いてみるとしょっぱなから情報量多いな…
曲が始まるとPENICILLINメンバーと裸の金髪美女との絡み(ドラムのO-JIRO氏は体調不良の為、このシーンだけ欠席らしいです)
オスカルヘアーなのに美形な為か違和感が無さ過ぎるHAKUEI、メンバー四人での砂遊びと見所は沢山あるのですが、中でも元メンバーのGISHOの悶え狂いながらのたうち回るシーンは必見!!!
ここも美形過ぎるせいか笑えるシーンなのになんかかっこいい。
金髪美女の座った椅子にフラフラしながら寄りかかったり、完全に酔っ払いのそれなんだけど…かっこいいんだよね…美形だから…
情報過多でツッコミどころ満載なんだけど、美形だからいっかで済まされてしまう作品。肝心の曲は言わずと知れた名曲なので、是非見て欲しい。
【Ecthelion】-エクセリオン- 「DIMENSION -ZERO-」 MV (Full Ver.)
おもしろPVは主に90年代に活動してたバンドのものが多いんですが、これは比較的に新しめのバンド、ボカロとV系の融合を売りにしてたEcthelion-エクセリオン-というバンドです。
僕個人が面白いなと思っただけなので他に挙げてるPVと比べたらちょっとインパクトが弱いかもしれません。
16秒あたりからドラム以外のメンバー全員でやる謎のステップが妙に軽快でジワジワきます。面白いとこはぶっちゃけそこしかないんですけど、キラキラしたかっこいいナリで「えっ、これやる必要ある?」って感じのスカしてるけどどこか間抜けなステップにグッときます。
曲自体はラスサビ前でジャズっぽく転調するとこが結構好きです。
僕の中でキングオブV系バンド、FTCのPVの中で最もイカれてるのがダウンコード。
曲はミディアムテンポの哀愁漂うバラードなのに、上だけ柔道着を着た金髪美女が受身を取ったり、柔道着を着たFTCがバスケをするという意味不明なPV。
当時FTCファンだった僕は度肝を抜かれました、内容がハイセンス過ぎてよくわかんなかった。しかし至極の名曲である事も相俟って何度も見ましたね。
努さんのレイアップシュートのフォームが綺麗です。
PVに金髪美女出がちというV系あるある早く言いたい
これをV系というジャンルに括ると熱狂的なCRAZE信者達に袋叩きに遭いそうですが、メンバーが全員元V系出身なので紹介させていただきます。
一見、普通のPVに見えますが騙されちゃいけない。
1分24秒あたり、ドラムの菊地哲氏が後向きで海に落ちるシーンを初めて見た時は訳がわからなすぎて死ぬほど笑いました。落ちた後も仰向けでプカプカ浮いてるのが更に笑いを誘う。
おい誰だENDLESS LOVEとか言った奴は。
僕、ROUAGE大好きなんですよ。90年代のV系好きな人はほとんどの方がこのバンドを好きだと思います。VoのKAZUSHIはV系界1、2を争う程の美形だと思ってます。
でもこんな文章書いてごめんなさいって今の内に謝っときます。
ROUAGEのインディーズで出してるビデオは大体面白いんですけど、中でもこのPVは一線を画してる。
少ない予算の中、ダークなイメージを頑張って出そうとしてるのがかえって面白い。浜辺で寝転がって泥んこ遊びしたり、海にダイブ(またかよ)、極めつけはドロドロのシャツのままで街中をフラフラ歩くシーン、ラストの白痴みたいな語り「ここは…どこ?僕は…誰?」とチープな映像が笑いを誘います。ダークなのに…
After Image - Meros+Douke no Hana
これはおもしろPVの中では結構有名だと思います。
まず撮影場所が田舎の川原…!!!正にチープの極み!その時点でもジワジワくるんですが、開始からいきなりベースの人とギターの人が走ってきて、定位置につきみんなでヘドバン、その直後にキーボードの人が何を思い立ったのかキーボードから離れて奇行に走るという開始16秒で笑わせにかかるスタンス。
前半のMEROSが終わり、後半の道化の華に差し掛かると一気に加速します。
3分25秒からのM.J.Seijiが狂って川原の土手から間抜けに転げ落ちた後にニヤっと笑う姿がグッときます。
冷静に考えたら、化粧した若いあんちゃんがこんな田舎で何やってんだって内容なのに、めちゃくちゃ狂気性やダークな印象が薄れてほのぼのして見えるし、曲を玉置浩二の田園とか吉幾三の俺ら東京さ行ぐだに差し替えたらフィットするんじゃないかなぁ。
ラストを飾るのは黒蜴蝶の夜想曲というビデオシングル。
SE→歌→SEという構成になっており、歌が始まるのは2分48秒から。
おっと、歌だけ見て飛ばすなよ?全部見ろとまでは言わないから、歌と最後のシーンだけは見てくれ…最後のシーンが肝心だから…
昔付き合ってた子の家でこのビデオを初めて見たんですけど、最後のシーンが面白すぎて借りて帰って見直したくらいには笑った。
歌はNIGHT MELODYって物凄く良い曲なんですよ、CD化してないのが勿体無いくらい。ギターソロがおもっくそクサメロでクサメタル好きにもたまらん一曲だと思う。
そんな曲の良さをもぶち壊すラストシーンは8分44秒に訪れる…
砂浜に頭だけ残して埋まったVoの軀が映って終わるんですけど、これだけでも衝撃映像なのに波がきてめっちゃ顔に当たってるの見たらもう笑わずにはいられません。
これに勝てる面白さのPVがあるなら教えてください。
面白くてディープなPVの世界、ご堪能いただけましたか?
次語るなら、かっこいいLIVE映像とか知る人ぞ知るマイナー曲ランキングとか僕が思うヴィジュアル系美形ランキングとかにしたいな…
おわり